健康

シートン法は切開しない日帰り痔ろう手術。ゴムが外れるまでは痛みに悶絶。

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この記事は長年痔ろうを患い、手術して普通の生活に戻れた体験談を書いています。

不思議なことに痔は恥ずかしい病気といわれることが多く、痔の疑いがあっても受診しない人が多いです。僕もその1人でした。

しかし、痔は程度によっては命に関わる深刻な病気にもなることもあります。恥ずかしい気持ちを克服できたら、ぜひ肛門科を受診してみてください。









痔が発覚してから受診するまで

高校を出て1人暮らしを始め、不規則な生活を送っていた17年前のある日のこと。トイレで用を足してお尻を拭いた時に違和感が。

 

「・・・がついてる。」

「お尻に・・・できものが!腫れてる!」

 

肛門のそばが腫れてる。親指の爪ほどの大きさのできもの。そこからの出

 

ノイ
とりあえずトイレから出ないと・・・

 

パンツにがつくのが嫌だったので、トイレットペーパーを丸めてお尻に挟む。外出先だったのでヒョコヒョコ歩きで自宅へ。これが長きにわたる、痔との戦いの日々の幕開けでした・・・。

痔の痛みと痒みを市販薬でまぎらわした17年間

家に着き冷静に患部を観察してみました。腫れあがったできものが破れて、そこから出しています。もちろん痛い。そして痒い。

しかし数日が経過すると徐々にできものは小さくなり、痛みも痒みも軽減しました。治った・・・と喜んだのも束の間、同じ状況が時々起こるように。

ノイ
何か対処せねば・・・

17年前はインターネットも普及しておらず「ググる」という選択肢がありませんでした。

知識としてあったのは「市販薬のCM」で痔に効く薬の商品名はよく覚えていました。早速ドラッグストアで購入し患部に塗布。みるみる腫れがひき、痛みと痒みも軽減しました。

ただ大きく腫れてから塗るのでは痛みと痒みがひどくなるので、少し腫れたら早めに塗ると症状を抑えられるような気がしていました。

症状が重症化して受診を決意する

痔の症状を市販薬でまぎらわすこと17年目のある日。ついに肛門科の受診を決意しました。

受診を決意した理由は「症状の重症化」です。だましだまし症状を抑えてきたつもりでしたが、ここ数年明らかに症状が重くなっていました。

痛みと痒みが激しくなり、ついには出がかなりの量に。不安になり調べた結果、次のことが判明しました。

  • 痔は種類によっては手術しないと治らないものがある
  • 重症化すると人工肛門になることもある
  • がんになることもある

日本人は痔の割合がかなりあると聞いたことがあり、みんな痔とそれなりに付き合っているのだろう・・・と事態を甘くみていました。

命に関わる病気となってはいても立ってもいられなくなり、痔の発覚から17年目にしてついに肛門科を受診することを決意しました。

受診は予約不可で当日2時間待ち

近場で有名な病院を嫁が調べてくれたので、電話で予約できるか問い合わせ。しかし予約不可でした。非常に混雑しているため当日来院して順番がくるまで待つほかないと。

混雑しているということは、それだけ需要があると判断し診察当日の朝一に行きました。

待合室は人で溢れかえっていました・・・。割合としては女性が多い様子。受付に待ち時間を確認すると2時間待ち

ただ外出OKだったので番号札をもらって付近を散策できたので、意外に待ち時間を楽しんでいました(笑)

肛門の触診は想像を絶する痛み

散策タイムは瞬く間に過ぎ、いよいよ受診。院長先生は男性でした。患部を診てもらうわけですから、横向きになり先生にお尻を突き出します。

まったく恥ずかしくないかといえば嘘になりますね。それでは触診開始です。

ノイ
・・・っ!?

言葉にならない。

痛いなんてもんじゃない。受診にきたのを後悔するレベルの苦しみが続きます。永遠のように感じられた触診が終わり、診断結果が告げられます。

痔ろうですね。」

痔ろうは穴があき膿が出る病気

大正製薬のホームページから引用

痔ろうは何らかの原因により患部が大腸菌に感染し、炎症・化膿を繰り返すことで皮膚が破れ、トンネルのように穴が開いてしまう病気です。

お尻が2つに割れるだけでなく、穴まで2つあいてしまうとは・・・。

痔ろうは薬を飲んだり塗ったりするだけでは治らないため手術が必要です。手術といっても入院は不要で、日帰りで手術が可能です。手術の日程を決めて再度来院することにしました。

シートン法でゴムを通す。外れるまではつけたまま。

★引用元:よくわかる大腸肛門科

手術の方法は「シートン法」というものになります。あいてしまった2つ目のお尻の穴にゴムを通し、だんだんとゴムが縮んで最後にはゴムが取れます。

シートン法は再発率が低いですが、治るのに時間がかかることがあります。

単純に患部を取り除く「切開開放術」は比較的治るのが速いですが、肛門の筋肉もかなり一気に切除してしまうため、肛門の活動に支障をきたす場合があるようです。

痔の手術と経過観察

さていよいよ手術当日です。またもや2時間待ち。スタバでモンハンしながら優雅に過ごしました。

麻酔注射がすさまじく痛い

あっという間に手術開始の時間。患部を切除するには痛みを伴うため、当然麻酔をします。

・・・断言します。

ノイ
「お尻への注射は、今までの人生で一番痛かった」

お尻は敏感な部位ですよね。少しの刺激でも過敏に反応してしまうもの。そこに注射ですよ。針を刺すんですよ。

泣きました。歯を食いしばりました。でもあまり力んではいけないそうです。

・・・麻酔注射が痛すぎて、その後の手術そのものは痛みを感じませんでした。とにかく手術が終わりました。

これで長年の痔の悩みから解放されると思っていました。しかしそれは、もう少し先の話だったのです・・・。

痛みは止めるものではなく和らげるもの

手術は終わりました。麻酔もいつしか終わりがきます。そんなときは・・・痛み止め。痛みは・・・止まりますか?

完全には止まりません。少し和らぎます。でも痛いです。この痛みにあと何日耐えねばならぬのか・・・と考えていた矢先に次の問題が発生します。

ノイ
患部からの・・・出です!

嫁の生理用ナプキンを借りることに

手術食後はガーゼをあててもらったのですが、毎回ガーゼを自分で準備するのは大変そう。

行き着いた答えは嫁の「生理用ナプキン」でした。男性諸君はご存知ない方もおられるかもしれんが・・・「ナプキンはパンツに貼るのですぞ!」(皮膚に直に貼ると思ってた人)

そんな訳で手術が終わってからは僕も「多い日も安心」な人になりました。

ゴムが取れたのは2ヶ月後

少しだけ和らぐも果てしなく続く痛みに枕を濡らし、出に怯えナプキンを持ち歩くこと2ヶ月。ついに、ゴムひもが外れました!

人間の身体って不思議ですね・・・!穴にしっかり通してあったのに、身体を通り抜けて。しかも患部は自然治癒される。生命の神秘ですね。

手術後も隔週で経過観察に通院していましたが、ゴムひもが外れたことを喜びいさんで先生に報告。無事に外れたことを先生も喜んでくださいました。

患者さんによっては、半年経過しても外れない方もいらっしゃるそうで。病院や手術の方法も相性があったりして大変なんだろうな・・・。

ゴムひもが取れてからは、1ヶ月、3ヶ月、半年後に経過観察があります。経過を観察する理由は「痔ろうは再発の可能性があるため」です。

痔ろう再発防止のために取り組んでいること

せっかく普通の生活に戻れたのに、再発しては元も子もありません。というか、あの痛みは二度と味わいたくないです・・・。

そこで痔ろうの再発防止のために心がけていることをご紹介します。今健康な人も、痔の予防になるので参考にしてみてくださいね。

デスクワークには円座クッション

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デスクワークをしていると、長時間イスに座りっぱなしです。良い姿勢を意識したいですが、なかなか持続するのは難しいです。たとえ良い姿勢でも痔の手術後は患部に負担がかかります。

そこで円座クッション。患部に負担がかかりませんし、良い姿勢が保てるので腰痛対策にも使えます。

あぐらを控えて正座を心がける

男性は床に座るときに「あぐら」をかくことが多いです。あぐらだと患部に負担がかかりますね。

そこで正座。こちらも姿勢が良くなります。

ただ足がしびれるので、正座に慣れているかや、短い時間座るときのみにするなど工夫が必要ですね。

ストレスの少ない規則正しい生活を送る

一つはストレスを減らすこと。もう一つは規則正しい生活を送ること。

この二つは痔のみならず、いろいろな病気の予防にもなります。

17年前は好きなだけ飲み食いし、夜更かしをして翌日は昼まで寝ていたり。自分本位に生きて周りに迷惑をかけ、自分の思い通りにならないとすぐイライラしたり。

完全にストレスをゼロにしたり、ロボットのように機械的にスケジュールをこなすまではしなくてもいいです。

でも、壊れた身体はなかなか治りません。取り返しのつかない状態になる前に、自分をメンテナンスすることが大事です。

痔を経験して思うことまとめ

 

痔の手術の体験談

  • お尻への麻酔注射は痛い
  • 痛み止めは気休め
  • 患部の出血は生理用ナプキンで

 

痔の予防、再発防止

  • お尻に負担をかけないグッズや座り方を
  • ストレスを減らし規則正しい生活

痔は決して恥ずかしい病気ではありません。手術しないと治らない場合もあり、重症化すると危険です。

病院によっては予約不可で長時間待つこともあるので、時間に余裕をもって早めに受診することがのぞましいです。

僕は今とても清々しい気分で生活しています。お尻の痛みや痒みを気にして、市販薬を持ち歩くことはもうないでしょう。

勇気を出して受診、手術をして本当によかった。心からそう思います。








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