あなたはサンタクロースを信じますか?
僕は物心ついたときから親に「サンタはいない」と教わってきました。
今自分が親になって子どもには「サンタはいる」と伝えています。
今日はそんなサンタを信じてる子どもと、子どものために奮闘した父親の物語。
クリスマスの夜に起きた、ごくありふれた出来事。
[st-kaiwa1]ただ僕にとって忘れられないサンタクロース経験になりました。[/st-kaiwa1]
目次
我が家のクリスマス事情
はじめに我が家のクリスマス事情を少し。
毎年12月23日の朝、枕元(正確にはドアに吊るした巨大な靴下の形した袋)にサンタさんからのクリスマスプレゼントが置いてあります。
なので前日の夜にサンタさんが夜ふかし、もしくは目覚ましで起きてプレゼントをセットします。
プレゼントの希望は事前に親が聞いて、サンタさんに伝えるシステム。
[st-kaiwa2]字が書けるようになってからは、サンタさんへの手紙を添えるようになりました。[/st-kaiwa2]
12月23日になった理由は、祝日ですぐプレゼントで遊べるから。
24日や25日にプレゼントおあずけで保育園や学校に行かせるのは心苦しいので・・・
クリスマス前日の朝
今年のプレゼント希望は2つめのマインクラフト。
画面分割でなく2台のスイッチでマインクラフトをマルチプレイするには、ソフトも2つ必要らしく。
ニコニコして父親とのマルチプレイを楽しみにして・・・いたハズでした。
クリスマス前日の朝までは。
突然ゼルダへの変更を希望される
やっぱり・・・ゼルダの伝説ブレスオブワイルドがいい。
クリスマス前日の朝に息子から発せられた衝撃の発言。
突然に変更を希望した理由は・・・YouTuberヒカキンさんの動画。
今や子どもに大人気のヒカキンさん。ゼルダのプレイ動画は僕も知ってましたし、スイッチを買ったとき息子にもゼルダはやらないのか何度も確認しました。
[st-kaiwa3]なぜ今になって・・・しかも前日の朝・・・[/st-kaiwa3]
母親は入院中
間が悪いことに母親は調子を崩して入院中。
翌日に外泊できる体調ではありましたが、急な話なのであまり心配はかけられない。
念のためラインで協議し、プレゼント変更は却下することに。
サンタさんも突然変えたら困るしきっと間に合わないよとなだめ、納得し落ち着いた・・・かに見えたのですが。
寝る前に泣きながら手紙を書き直す
諦めきれない様子の息子。
寝る前に大泣きしてなにやらゴソゴソ・・・
サンタさんへの手紙を書き直していました。
サンタさんへ
ゼルダのでんせつがほしいです。おそくなってもいいです。おねがいします。
クリスマス前夜
[st-kaiwa5]どうしよう。[/st-kaiwa5]
今からAmazonは間に合わない。
時刻は23時。イオンも家電量販店も閉店してるし・・・
翌朝がっかりする息子の表情が目に浮かんだ、そのとき。
[st-kaiwa4]もしかして、あそこなら・・・?[/st-kaiwa4]
突如ひらめいてスマホで検索。
・・・あった。
近所に中古ゲームショップ。閉店時間は・・・深夜1時。
思い切って買いに出発
子どもたちは寝静まってる。そっとドアを開けて鍵をかける。
ゲームショップまでは車で5分。スムーズに買えれば往復20分くらいで行けるハズ。
はじめて通る深夜の道路・・・慎重に。
ゲームショップに到着。あとは在庫・・・
[st-kaiwa5]・・・あったぁ[/st-kaiwa5]
新品のゼルダの伝説ブレスオブワイルド。思わずガッツポーズ!
あとは会計して帰るだけ。
・・・こんなときに限って1人だけいる店員さんが電話対応中。
しかも電話の相手はなにやら文句を言っててなだめてる様子。
[st-kaiwa3]落ち着け・・・[/st-kaiwa3]
ここまで順調にきてるんだ。少し待つくらい・・・
程なくして電話も終わり、会計してミッションコンプリート。
あとは無事に帰るだけだ。
サンタミッション・コンプリート
安全運転で帰宅。
子どもたちは・・・ぐっすり寝ている。よかった。
- 親がいないことに気づいて家を飛び出してやしないか。
- 運悪く泥棒が入り込んでいないか。
心配は尽きなかった。
夜中に寝ている子どもを置いて出かけるなんて非常識かもしれない。
それでも、喜ぶ顔が見たかった。がっかりしてほしくなかった。
父親失格と言われてもいい。今できる精いっぱいのことをしてあげたかったんだ。
クリスマス当日の朝
夜が明けてクリスマスの朝。
目を覚ました息子が靴下袋から取り出したのは・・・ゼルダの伝説。
飛び上がって喜ぶかと思ったが、満足そうな表情を浮かべるだけ。
[st-kaiwa4]ちょっと拍子抜け。[/st-kaiwa4]
それだけ成長してお兄ちゃんになったのかな。
後日談
差し替えた2つめのマインクラフトは、また欲しがるまでは親の机に隠しておいた。
そして最近「お年玉で買いたい」と申し出があったので、注文したことにして無事渡すことに。
紆余曲折あったが、欲しいものを欲しいタイミングで手に入れて満足げな息子。
甘やかしすぎ、と感じる人もいるかもしれない。
ただ自分が親からもらえなかった愛情を、子どもには与えたいとの想いからでた行動だった。
そして今回ブログに書くことを決めた。
いつの日か、あんなこともあったなと思いだせるように。
[st-kaiwa2]ただの日記を最後まで読んでくださって、ありがとうございました。[/st-kaiwa2]